https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171010-00000094-spnannex-base

チームの全日程終了前後に引退、退団、戦力外選手が次々に発表されている。最近、多くなっているのが「退団」発表のケース。
今オフは広島・梵、日本ハム・武田がその例だ。チーム来季編成の構想から外れ、現役続行を目指すベテラン選手に対しての対応のひとつ。
一般的には事実上の「戦力外」だが、引退を選択すればシーズン最終戦に引退試合を行うべき「功労者」に最大限の敬意を払って球団が事前に話し合いを持つ。
その上で現役続行を望んだ場合がこの「退団」という発表になる。さらに球団が必要だと思えばコーチなどのポストの提示もあるケースだ。
DeNAの高田繁GMが「彼は自由契約にした方がチャンスがある」と「戦力外」通告を受けたDeNA久保も、そのケースには近い。

 残念ながらそうではないケースもある。「あれ、どうなんですか?あまりにも冷たくないですか」。他球団のある選手がそう首をひねったのは西武の渡辺直への戦力外通告だった。
楽天、DeNA、西武と3球団で12年プレーし1046試合に出場。打率・261で832安打も、181犠打、115盗塁、現役5位の96死球で出塁率・344とつなぎ役としての数字は高い。
1096試合出場で990安打で打率・264、135盗塁、145犠打で出塁率・331の広島・梵と同タイプの貢献度といえる。

 「彼のことは直接知らないけど、出ればしぶとい働きをするし、若手にもいい影響を与える選手だって聞いている。そういう選手に対しての対応としてはちょっとないんじゃないかな」。
違う球団のベテラン選手の言葉だ。成績だけではない存在感は、球界でも知られている選手の1人。
球団から事前の話し合いもなく、またポストも用意されずに他の若手同様「戦力外」と告げられただけだという。「どう現役を終えるか」は選手にとっては大きな意味がある。

 同じくオフの注目となるFA権行使。制度発足以来、FA流出が最も多いのはくしくも西武の15選手だ。流出が2桁に到達しているのは他に日本ハムの13人とオリックスの10人。
すべての理由ではないだろうが、球団の選手への対応もFA流出の要因の1つではないだろうかと感じる事象の1つだった。