【金本阪神検証】球団として問われる「無形のモノ」の力
https://www.daily.co.jp/tigers/2017/10/22/0010664294.shtml

「検証・金本阪神3年目のVへ向けて」

 「泥試合」とも評され、劣悪なコンディションでも注目されたCSファーストS・第
2戦が行われた15日の、ある「ワンシーン」について触れたい。初戦を勝利した阪神
の流れが、変わってしまったような1日のことだ。

 練習中から強雨が降り注いだ中でのプレーボール。内野は田んぼのような状態で、野
球が野球でなくなるような状況だったのは周知の通り。そんな1日のある瞬間のこと。
練習中か試合中だったのか、あるDeNAの選手が、阪神の選手の、その環境下で試合
をすることへの後ろ向きな思いを、耳にしたタイミングがあったという。

 阪神がそういう気持ちでいるなら勝てる。

 そのDeNAの選手は、そう強く思ったという。結果的にDeNAにCS最多の21
安打、13得点を許して敗れたわけだが、ここで言いたいのはそれが敗因だとか、その
選手がダメということではない。何気なく発したことが「心のスキ」と映り、相手の前
向きな材料になってしまう怖さ。「気持ち」と評されるメンタル面の重要性を、そこに
感じる。