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 今年1月に急逝した星野仙一元監督も「俺に叱られた選手は俺より高い給料をもら
うようになっている」と、ムチを振るった教え子たちの出世に目を細める人だった。
清水氏がプロ入りした際の中日監督が星野氏。「あの熱さとか、厳しさというのは自
分の土台にはなっている」と、虎入りに決意を新たにする。くすぶる選手らの“欲”に
熱く火をつけ、実際に稼がせることが、新ヘッドの重大な任務になる。

 会見中は何度もチーム内のコミュニケーションを活発にしたい、選手にイキイキと
プレーさせたい、と強調した。だからこそ投打の垣根も、いきなり取っ払うつもりだ。

 「僕は外野守備走塁コーチだったにもかかわらず『投手のこういうところダメだよ
な』とか思うこともあった。横のつながりというか、投手が野手を見たりとか、野手
が投手を見たりとか、そういうこともちょっと助言して。勝負強い、というふうに持
っていきたい」

★94年10・8決戦で2安打
 谷本副社長は、清水ヘッド誕生に「11月の日米野球でも(外野手守備走塁)コー
チとして派遣されることが決まっております。(阪神が)派遣するのは清水さん1人
ということで(代表選手はいないが)喜んでおります」と笑顔。「1994年10月
8日の“国民的行事”(勝った方が優勝の中日−巨人戦)でも『1番・左翼』で二塁打
を含む2安打。そういった勝負強さを含めまして、我々に足りないものを補っていた
だけると期待しております」と話した。