由伸の無策に関しては批判を浴びても仕方ない部分だったが、
前任の原監督の晩年あまりに打順を変えすぎたり、動かしすぎたりして
選手がやりずらかったのを由伸は恐らく身に染みて感じていたんだろう。

由伸の口からよく「選手一人一人が考えて工夫してプレーしてほしい」
というようなコメントが聞かれたが、これは決して采配を放棄してたわけでは
なく、不調なときどう修正すればいいのか、あるいは、試合の中でこの場面
どうすればいいのかを自分で考え、見つけられる選手を望んでいたんだと思う。

ただ、悲しいかな、巨人にそれを求められる選手がいなかったということ。
一つは根本的な力不足、もう一つは原政権時代の悪癖が選手に染み付いて
由伸の考えが選手に通じなかったんだろう。

原監督が、現状の巨人をどう率いていくのか、4年前に針を戻すのか、それとも
何かアレンジを加えるのか注目したい。