【ドラフト1位候補大解剖】大阪桐蔭・根尾昂内野手 真剣に悩んだ慶大医学部進学…「プロ」か「医師」かの二者択一 両親は医師、中学まで成績はオール5
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 投・打・走・守をハイレベルにこなす“多刀流”は、岐阜県高山市出身。父・浩さんと母・実喜子さんは、ともに地元で別々の診療所に勤める医師で、過疎化の進む地域で地元の医療を支えている。
姉は富山大医学部看護科出身の看護師。兄は岐阜大医学部で学んでいる。「尊敬する人は両親」と話す根尾にとって、医学の道はごく身近にある。

 中学3年まで成績はオール5の超優等生。慶応高に進学し、同大学の医学部に進む道を真剣に考えていたが、地元まで勧誘に訪れた大阪桐蔭の西谷浩一監督(49)が
「野球で日本一の選手を目指すか、医者の道を目指すか選んでほしい」と訴え、根尾は「プロ野球選手になりたいです」と応じて、大阪桐蔭で野球に専念する道を選んだ。

 中学まで冬場にスキーの回転競技にも取り組み、世界大会への出場経験を持つ。西谷監督は「スキーを中学まで真剣にやってきたことは彼の体幹の強さにつながっている。膝の使い方のうまさは内野を守る上で役立っている」と指摘する。

 高い身体能力と聡明さを併せ持つ18歳だが、プロのスカウトが何よりも評価するのは、野球に対する真摯な姿勢だ。

 パ・リーグ球団の幹部スカウトは「彼がプロ入りし、1月の新人合同自主トレに参加する姿を想像したとき、新人の先頭に立って練習を引っ張っているのが簡単に思い描ける。
練習の意識の高さで他の新人に与えるプラスの影響は大きいだろう。その点だけでも1位で獲りに行く価値がある」とまで言い切る。