「アイデアください!」 「対話重視」を打ち出し阪神“矢野丸”が船出

 「朝の7時、8時は最も脳が活性化する“ゴールデンタイム”になるねん。今日も朝6時前に起きて、1時間人間革命読んで勤行してから朝食をとったわ」

 1日に高知県安芸市で秋季キャンプ初日を迎えた阪神・矢野燿大監督(49)。選手はもちろん、報道陣とも「対話重視」を打ち出しており、午前中のブルペン視察前に30分近く「青空勤行会」を展開。
「朝に何をするか、好奇心が止まらない。何やったらエエか、アイデアをください!」と呼びかけた。

 ただ、“矢野丸”の船出に駆けつけたファンは、平日とあってわずか500人。
3年前、金本前監督の就任直後の秋季キャンプ初日は、晴天の日曜日ということもあって4倍の2000人が押し寄せた。
当時の“鉄人フィーバー”と比べると、あまりにも寂しすぎる光景だ。

 同キャンプを長年支援している有力関係者の1人は「金本さんと比べたら、やっぱり矢野さんは知名度が劣る。今日は露天の売り上げも芳しくなかった」。
ひとまず今週末の集客に注視し「どれだけ学会からファンがくるかで人気のほどがはっきり分かると思う」と静観の構えだが、内心穏やかではないだろう。

 地元民放テレビ局は対応が分かれた。フジテレビ系列の高知さんさんテレビは夕方のローカルニュース枠で約3分にわたって矢野阪神始動の模様を伝えたが、裏局の関係者は「うちはサラッと扱って終わると思いますよ。やっぱり、最下位だとニュースバリューが落ちます」と指摘した。

 例年、室内練習場の安芸ドーム前には巨大な応援ボードが設置され、虎党が思いの丈を書き込んでいるが、この日の夕刻には「電鉄本社と球団ドタバタやめて!!」と記され、“金本解任騒動”も影を落としていた。

 それでも、17年ぶりの屈辱の最下位から「超積極野球」で再建を目指す矢野監督は、キャンプ最初のメニューとして全ナインでベースランニングを行うなど走塁の意識と得点力の向上に着手した。
成績と人気の両方を求められる矢野監督は「どちらも上げられるように」と言葉に力を込めた。(山戸英州)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181103-00000010-ykf-spo