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 ただ担当の田中スカウトが「特に守備がいい。打つ方もミート力があり、鳥谷みた
いなタイプ」と評するように、クローズアップされてきたのは主に守備と打撃。それ
が、100メートル日本記録保持者の桐生祥秀に中学時代に勝つなど、俊足自慢の島
田(今季ウエスタン2位の26盗塁)が昨年の新人体力測定で出した3秒99を、超
えた。

 これには伊藤コーチも「素晴らしかった。江越とかと同じスピード」と仰天。4秒
をコンスタントに切るチーム1、2のスピード自慢と双璧と話すと「バランスよく走
っていた。軽く走っているようにみえて、きれいな走りだった」と確かなタイムの裏
付けも口にした。

 プロフィル上の50メートル走は6秒2。しかし野球の塁間は約27メートルだ。
30メートル走のタイムは、実際のプレーにも直結する。

 「参考? 走ることに関しては全く…。ほんとに体を動かすことが好きで、小さい
ころから走り回ってたのがよかったんじゃないですかね」

 本人は首を傾げるばかりだけに、まさに原石。走塁技術などに磨きがかかって“天賦
の才”が開花すれば、これほど楽しみなことはない。昨季ウエスタン新記録の163盗
塁を決め、1軍でも超積極的を掲げる矢野野球の申し子になれる存在。垂直跳びでも
新人トップクラスの71センチをマークするなど、高い身体能力を存分に見せつけた。