2018.11.13 08:00
【土井正博の若虎解析】さわるところがない阪神・熊谷
https://www.sanspo.com/baseball/news/20181113/tig18111308000003-n1.html

 中日の打撃コーチを退任し、サンケイスポーツ専属評論家に復帰する土井正博氏(
74)が、阪神の若手選手の打撃を連続写真でチェックするオフ企画「若虎解析」。
第2回は熊谷敬宥内野手(23)だ。西武コーチ時代に松井稼頭央を指導した名伯楽
は、熊谷の左打席のスイングを「さわるところがない。スイッチ挑戦1年目とは思え
ない」と絶賛した。

 俊足で内野守備も堅実な熊谷は、経験を積ませていけば面白い存在になる。プロに
入ってからスイッチヒッター(右投げ右打ちから両打ち)に挑戦した選手の、1年目
の左打席のスイングにはとても見えない。

 写真(1)から(2)(3)にかけてさわるところがない。後ろの肘(左肘)もい
い入り方をしている。(3)(4)での懐も深い。「どこでもいらっしゃい」という
構えになっている。

 2軍での練習試合(10月のみやざきフェニックス・リーグ)だから、この形で振
れているのかもしれない。1軍だともう少しバタバタしてしまうのかもしれないが、
このままの形で、しっかり振り抜く打撃を続けてほしい。変化球はいつでも拾えるよ
うになる。

 足が速いからといって、“当て逃げ”で反対方向へのヒットばかりを繰り返し狙って
いると、バッティングは悪くなる。体が小さい人こそ「詰まってもいい」という勇気
が必要だ。当てて逃げていると、バッティングは進歩しない。

 振り遅れて、相手ベンチにライナーのファウル打球が飛び込むくらいでいい。その
くらい差し込まれてもいいから、引きつけて強い打球を打つ。その意識を持ち続ける
ことが大事だ。