ソフトB孫オーナー完全日本一厳命 「1番以外は嫌なんです」

 和やかなムードで始まったパーティー会場に緊張が走った。多忙な孫オーナーは例年通り冒頭にビデオ出演。
「監督の采配、選手のみなさんの頑張り、スタッフも頑張ってくれた。日本シリーズ2連覇、見事な成績を収めることができました」。まずは連続日本一をたたえた総帥は、本音を包み隠すことなく続けた。

 「えー、ただですね、シーズン2位というのは、何かスカッと心からの喜びを爆発させるには、ちょっと残念な結果になりました。私も、やっぱり1番以外は嫌なんです。性格的に2番は受け入れられない。これはしょうがないです、性格ですから」

 クライマックスシリーズ(CS)でリーグ覇者の西武、日本シリーズではセ・リーグ3連覇の広島を撃破。劇的な展開での頂点に、25日のパレードには福岡移転後最多の37万人が集結。
この日も約570社以上のスポンサーが集まった祝福ムードの中で、ビジネスでも常にトップを目指す総帥は、あえて下克上での日本一を“否定”した。

 孫オーナーからの「完全V厳命」に、その後に登壇した後藤オーナー代行兼球団社長、工藤監督は引き締まった表情でリーグの覇権奪回と3年連続日本一をスポンサーの前で誓った。
「1番以外は嫌なんです」。総帥の強烈な言葉が、2019年へと向かうチームをビシッと引き締めた。 (倉成孝史)

 ◆後藤芳光オーナー代行兼球団社長(壇上でのあいさつで)「今年も日本一、最後の最後で取ることができました。1番しか興味のない社長(孫オーナー)の下で仕事するのは大変つらいです。シーズン、今年は82勝です。
大事なのは4年連続で80勝を超えていること。工藤監督になって4年間とも80勝を超えている。これはすごいことで、他にいないのではないか。通常80勝は優勝できるレベル。そういう意味ではチームの総合力と考えている」

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