ロッカーは西武で1、2を争う汚さだった。浅村本人も「ヤバイっす。片付けるのが、面倒くさくなっちゃうんですよ」と認める。今季終盤の肌寒いメットライフドームでは、はち切れんばかりのピチピチのウインドブレーカー姿で試合前練習に参加。
ロッカーに取りに戻るのが面倒で、トレーナーのものを拝借していた。「キツいっす。これじゃバット振れないっすね」と苦笑いしながら、そのまま黙々と振り込んでいた。

そんな無頓着さ? がある一方で、きめ細やかな気遣いも見せる。11月のファン感謝イベントも寒かったが上着を羽織らず、背番号3のユニホーム姿で色紙にペンを走らせ続けた。
最後のあいさつは「久々に足が震えました。見せないように必死でした」。ファンへ感謝を伝えたいという思いの表れだったと思う。

口べたで武骨。でも温かい。ちなみに鋭い観察眼を持つ渡辺直は、簡単に「かっこいいですねぇ」など言う男ではない。

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