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若年層狙いに徹する日テレドラマ

若年層で高い評価となっているのは、男女年層別の個人視聴率でもデータに表れている。
関東地区2000世帯・5500人ほどの視聴率を測定しているスイッチ・メディア・ラボのデータで視聴者像を浮かび上がらせてみよう。

49歳以下の個人視聴率で見ると、各局平均では日テレが1位。
これをターゲット層含有率という指標で各ドラマを比較してみよう。
対象は広告主が重視するFT(女性13〜19歳)・F1(女性20〜34歳)・F2(女性35〜49歳)とする

広告主の中には、単に世帯視聴率の高さを重視しなくなっている社が出てきている。
世帯視聴率は広告取引の通貨になっているが、中高年がたくさん含まれていても、広告主にとっては商品の売上につながりにくいからだ。
それより、商品の購買層となっている若年層が多く含まれ、かつ非ターゲットの中高年が少ないのであれば、
世帯視聴率は低くても構わないという考え方だ。

この考え方に従えば、世帯視聴率は高くないが、49歳以下の個人視聴率が高い日テレは、
ある種の広告主から見ると優れたドラマを放送する局となる。
特にF1やF2で他のドラマに水をあけるドラマは、理想的な番組となる。

若年層をターゲットに舵を切った日テレの戦略は、結果としてテレビ番組の多様性を担保しそうだ。
新たなテレビ文化が拓かれることに期待したい。