雄星に大谷や佐々木…なぜ岩手が剛腕を生むのか 保護者の理解、高い野球熱 前岩手県高野連理事長に聞く
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学業よりも部活動を重んじる気風が県全体に流れているという。「学校の教員にも働き方改革が叫ばれる中で善しあしは確かにあります。ですが、親御さんの中には部活動で得られる学びを学業よりも重んじておられる方が多い。
都会だと『部活の時間が長すぎて勉強や塾のための時間が取れない』といったクレームが多いと聞きますが、こちらではまず聞かないですね。岩手って今も“昔ながら”なんですよ」と苦笑いしながら佐々木監督は続ける。

 「その中でも野球熱がずっと高いというのも特徴です。これはここ最近、県の高校が甲子園で勝っているとかは関係なしに続いてきたものです。素質のある子が野球以外の競技に流れないというのは大きい」

実際、大船渡高の練習試合の際には地元から車で片道2時間以上も掛かる道のりを選手を乗せて球場まで送り届け、試合の映像を一塁側と三塁側からビデオカメラで撮影し、スタンドから声をからして声援を送り続ける父母が多数いる。
また、今春の県大会でも注目度の高い大船渡高の試合とは関係のない試合もスタンドが埋まることは多い。いわば、男子は野球で『巨人の星』、女子はバレーボールで『アタックNo.1』の世界が日常として受け入れられるということかもしれない。