>>597
鈴木大地が語る「開幕スタメン落ちと、一生忘れられない打席」
https://friday.kodansha.co.jp/article/73262

「開幕前に3日間練習があって、その1日目の練習前に監督室に呼ばれたんです。
『開幕戦は頭からはないよ』と。たぶん気を遣っていただいてそのタイミングで言ってもらえたんだと思います。
それでも、試合中はいつでも行けるようにと準備もしていたんですけど・・・」
結局、開幕戦で鈴木の名前は最後まで呼ばれなかった。

試合が終わり、ロッカーに戻るとチームメイト達が傷心の鈴木に気を遣って様々な声をかけてきた。
「また明日もあるから」
「あと142試合もあるよ」
だが、そうした声を鈴木は素直に受け取ることができなかった。

「そのときは悔しすぎて、逆に話しかけてほしくない気分だったので、
逃げ込むように室内練習場に行って、とにかく打ち込んでいました」
2015年のシーズン途中から続けてきた連続試合出場もこの日「532」で途切れた。
数字自体は阪神・鳥谷敬の「1939」に遥かおよばないと鈴木自身も言う。
だが、鈴木なりのこだわりを持っていた連続試合出場が、
シーズンのまさか最初の試合で途切れるなんて、さすがに想像もできなかった。

「打ち終わって帰りの車に乗ったくらいですかね、
『あと142試合残っているんだ。なんとか巻き返してやろう』と切り替えられたのは。だけどあのときは本当に悔しくて」

翌日の開幕第2戦も、鈴木の名前はスタメンから外れていた。
「どんなことが起きても後悔だけはしないように、一年間終わったときに最高だったと思える年にするという想いだけでした。
正直へこたれそうなときもなかったわけではないですけど、そこでへこたれたり心が折れたりしたら、
一瞬で(キャリアが)終わるんだと自分に言い聞かせていたので。なんとかこの状況でできることを悪あがきしてやろうと」