平石、嶋など、チームの功労者が去らなければならない状況に対し、ファンやメディアからも賛否の声があったことはどう思っているのか。

「僕自身は、石井さんの思いに惹かれました。ほかの人たちがどう思うかは、まだ僕にはわかりません。
ただ、僕は惹かれるタイプの人間だったということ。平石さんや嶋さんがいなくなることについて、
どうして?と思うファンがいることも理解しているし、疑問を感じている人たちがいることも知っています。
今、この球団の中で一番苦労しているのは石井さんだと僕は思っています。僕は石井さんの考えや心境を理解しようと努めているし、
今回の改革には何か意図があるだろうと想像することは、少しだけできるようになりました」

自分も、チームも「もう上がない」レベル、つまり“お山の大将”を目指す則本と、常勝球団を作りたい石井GM。
楽天を日本一のチームに、そして世界に誇れる球団にという思いが、二人を共鳴させたのだろう。

「あと6年やって35歳になって、石井さんがまだGMをやっていたとして、『楽天をもっと強くしたいから、
則本、悪いけど退団してくれ』と言われたら、それはしょうがないと僕は思えます。
組織を改革するときって、思い切ったことをしないといけないんです。
選手たちは自分たちのことでいっぱいいっぱいだけど、組織の全体像を見られるようになれば、捉え方も変わってくる。
だから、今シーズン外からチームを見たことは、僕にとっては本当に大きかった。
僕は強くしたいんですよ、チームを。楽天イーグルスで何度でも優勝したいし、常勝軍団にしたい。
日本球界を席捲する存在にしたいんです」