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野球ができる喜び 伝えたい/中米で普及 JICA阿部さん/青森でも指導に意欲

今年2月、国際協力機構(JICA)青森デスクに着任した阿部翔太さん(29)=福島県出身=は2016〜18年、中米ニカラグアで野球の普及活動に当たった。滞在中、18歳以下同国代表のスタッフとして世界大会にも出場。現地では女子野球リーグの設立にも一役買った。青森県でも今後、何らかの形で野球の指導に関わる予定という元球児は「海外で得た貴重な経験を、青森県の子どもたちに伝えたい」と話す。

>16年、派遣されたのはメキシコ南東にある、決して豊かではない人口約640万人の国。野球部での実績や大学で保健体育を学んだ経験などが評価され、少年野球の指導に当たった。やがて年代別代表の指導にも携わるように。17年には早稲田実業の清宮幸太郎(現・日本ハム)擁する日本が出場したU−18ベースボールワールドカップに、ヘッドコーチとして参加した。

>ニカラグアでは女子チームのリーグ創設にも尽力。18年に帰国後、クラウドファンディングで資金を集めて現地の女子選手4人を招き、日本の女子選手と交流する場を設けるなど幅広い活動にも取り組んだ。

 濃密な2年間を振り返ると、グラウンド設備や用具などの面で「日本はまだまだ恵まれている」と実感する。「世界にはさまざまな環境の下でプレーする子がいる。甲子園出場だけが野球ではない。日本とは違った野球ができる喜びもあるということを、青森県の子に伝えられたら」と語る。

 JICAでは国際協力推進員として、さまざまな啓発活動に取り組むつもりで「県民の方々に、国際協力を身近に感じてもらえるような活動をしたい」と意気込んだ。