>>71
>「観客数に制限があり、コロナの影響のない年と比べると経済効果がマイナスになる可能性が高い。セ・パ交流戦開幕前の1試合平均の観客動員は約7946人。現在と同じ観客制限が継続されるという予想のもとで、今年と同じ状況にあった昨年との差額を今年の経済効果として計算しています」

阪神球団と同一グループの阪急・阪神百貨店や、商店街などの優勝セールの売り上げは、68.5億円となった。

「秋に優勝セールを実施すると、そのころにはワクチン接種の効果も出てきて、百貨店や大型小売店、商店街の営業も活発化すると想定される。大いに盛り上がると考えられます。03年優勝時、阪神百貨店(当時)は1週間の優勝セールで約39億円の売り上げを記録した。今回もそれと同程度の売り上げが期待できる。今回は、阪急百貨店も『優勝セール』を実施するかもしれない。その金額は阪神百貨店の約5割程度と仮定すると、19億5000万円となります。さらに、阪神と縁のある上新電機や尼崎商店街もセールを実施すると予想されるので、これらの店舗の売上増加額を約10億円と仮定しました」

 球団にもたらされるテレビ放映権や監督、選手のメディア、CMなどの出演による収入増加は約20億円、グッズの売り上げは約10億円となった。

「優勝すると広告料、放映権料などの収入が増加するだけでなく、監督や選手のマスコミへの露出が増え、CM、座談会、講演、サイン会などへの出席の依頼が殺到するでしょう。グッズに関しては、ドラフト1位新人の佐藤輝明選手をはじめ、活躍した選手のグッズの売り上げは、かなりの額になると予想されます。たとえば、米球界から楽天に復帰した田中将大投手のグッズは、今季開幕前で数億円の売り上げを記録しています」

 一方、優勝パレードに関しては、コロナ禍を考慮して約7億円にとどまった。

「通常は大阪、神戸の街は盛り上がりますが、優勝パレードが中止になるかもしれないし、仮に挙行されても、密になる観客を制限することも考えられます。過去の優勝パレードの経済効果の半分程度であると仮定しました」