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「子どもの野球離れ」はなぜ起こるのか…少年野球の「指導」に感じた2つの違和感

>子どもたちが将来なりたい職業の男の子編では、その昔からずっと「野球選手」がトップで当たり前だったのが、Jリーグが1993年に出来たのを境に「サッカー選手」にその座を奪われることが多くなった。

 1989年から調査を続けている「第一生命『大人になったらなりたいもの』アンケート」によると、2021年の調査結果では、小学生・男子は1位が「会社員」で、「YouTuber」「サッカー選手」「ゲーム制作」と続き、「野球選手」は5位、中学生・男子ではなんと10位だった。

 今回から新型コロナの影響で調査方法や調査対象が変わったため変化があったと思われるが、「野球選手」の人気凋落ぶりは明らかだ。

>「野球選手」への憧れの減少は、少年野球や中学野球、高校野球のプレー人口にもはっきりと表れている。中体連(日本中学校体育連盟)によると、中学校軟式野球部の生徒数は2001年に32万1692人だったのが、2017年には17万4343人にまで減少した。高校野球でもプレーする生徒数が減り続けている。

 なぜ、野球をする子どもたちの数が減っているのだろうか。少子化だけが理由とはならないだろう。まず考えられるのは、スポーツの多様性だ。

 昭和の時代には、お父さんはテレビで毎晩のように野球中継を見て、子どもは野球漫画に熱中したが、サッカーやバスケット・ボールなど他のスポーツを描くアニメが人気を集め、子どもたちがやるスポーツの選択肢が増えた。これはいいことだと思うし、仕方がない側面もある。

 次に、野球というスポーツを始めるハードルの高さについて考えてみたい。この点について考える際に、真っ先に思い浮かぶのは中学校や高校の野球部員の丸刈り頭だ。

 私も当時は当たり前のように頭を刈っていたし、「長髪の学校なんかに絶対に負けたくない」とさえ思っていたが、今もう一度あの時に戻ることが出来るのなら、丸刈りにはしたくない。

 実際に、「学校で野球をしたいけど、丸刈りにするのが嫌だから野球部には入らない」という友達がいた。丸刈りという髪型自体を否定するつもりはないが、中学や高校の野球部の生徒が、今でも当たり前のように丸刈りをしている現状には違和感しかない。