常葉大菊川150キロ右腕・安西叶翔 20日ドラフト吉報待つ 富士宮東の大型遊撃手・勝又琉偉 (日刊スポーツ)

 プロ野球のドラフト会議が、20日に都内で開催される。
静岡県内の高校生では、常葉大菊川の最速150キロ右腕・安西叶翔(かなと)投手(3年)と
富士宮東の大型遊撃手・勝又琉偉(るい、3年)が、NPB入りを目指してプロ志望届を提出。
これまでに、複数球団から調査書が届いた。プロ入りを夢見る若武者2人が、吉報を待っている。

 運命の日が迫る中、常葉大菊川の安西は素直な心境を口にした。
「楽しみでワクワクするという気持ちもあるけど、(結果は)当日にならなければわからない。もちろん、不安もあります」。胸中には、複数の感情が入り交じっていた。

 スリークオーターとサイドスローの中間ほどの位置から腕を振る独特の軌道が武器の右腕。部活動引退後も休まず練習を続けてきた。
今秋にはスカウトの前で約20球の速球を投げ、自己最速タイの150キロを複数回記録。
「速いだけでは意味はないけど、成長を感じる1つの基準にはなる」。プロ入り後を見据えた準備にも余念がない。

 調査書は全12球団から届いた。同校では、
2014年に広島から5位指名を受けた桑原樹(たつき)内野手(26=21年現役引退)以来のドラフト指名に、期待が膨らむ。
安西は「光栄なこと。どの球団でも、チャンスをくれたチームで勝利に貢献できる投手になりたい」と目を輝かせた。

 高校最後の公式戦となった今夏の全国選手権静岡大会はコロナ禍がチームを直撃し、4回戦敗退。
安西も京都市内の自宅で戦況を見つめることしかできなかった。
「プロで活躍して、悔しい経験がプラスになったと思えるようにしたい」。憧れの世界への思いは日増しに強くなっている。

 ◆安西叶翔(あんざい・かなと)2004年(平16)11月13日、京都府生まれ。小1から北白川ベアーズで野球を始め、中学時代は京都ベアーズ所属。
右投げ右打ち。家族は両親と兄、妹。186センチ、86キロ。血液型A。

 ■脚力50メートル5秒9