増田陸選手は外野へのコンバート案もあり、今年はチャンスが広がりそうですが……。

大久保 増田陸のタイミングのとり方は天性です。あれくらいタイミングが上手にとれる選手というのは1チームに1人か2人いるか。勝手にタイミングが合わせられる。ピッチャーの足が上がったからとかじゃなくて、自然ととれる。増田だけですね。天才的なので楽しみです。

――課題はどの辺にありますか? 

大久保 僕に言わせると一軍の実戦、実績ですよ。バッティングだけなら、もう上で十分に使えます。ただ守れない選手はレギュラーはとりづらい。よく守りは努力で何とかなるというけど、守りは天性です。例えば元ヤクルトの(宮本)慎也(内野手)でも、彼は守りがいいと使っているうちに2000本(安打)打っているわけですよ。あいつのバッティングは天才だってプロに入ってきても、守備がダメだとね。オレがそうです。バッティングは自分でも天才だと思っていましたから! (笑)でも守備と足がダメだとなると、なかなか使えないんです。そこで負けていっちゃう。(本塁打を)50本打たなければ追いつかないけど、50本は打てないわけですよ。だからそう考えると増田は守備を頑張らないと、走塁を頑張らないと。10試合に1回は走れるようにならないと、チャンスに入ってこないですよね。増田にはバッティングより守備をアピールしろ、っていうのがオレの中ではありますよね。