2012年のシーズン、オレはオリックスの監督3年目を迎えていた。成績は芳しくなく早々とBクラスが確定。それでも球団には最後まで指揮を執る……としていたが、残念ながら数試合を残し、ユニフォームを脱ぐことになった。

 悲しい気持ちになったけど、これも契約社会の宿命と割り切るしかなかった。さあ、これからどうするか……と考えていたとき、連絡が入った。それがベースボール・マガジン社からだった。「うちの週刊ベースボールでコラムを始めてはいかがですか?」。それまでスポーツ新聞では評論の仕事をしたことがあったが、定期的に週刊誌でコラムを担当するなんて、果たしてオレにできるだろうか。悩んだ末、このお誘いを受けることにした。

 それがスタートとなり、月日が流れ、「そらそうよ」は400回を超えるまでになっていた。10年以上、毎週、自分の野球に対する思い、考え方を素直に記してきたつもりです。時には厳しく書いたこともあったけど、すべて「野球が好き」という原点に従ってのコラムだった、という自負がありました。

 今回、再び阪神の監督にということになりました。週刊ベースボールの誘いを受けたのが55歳のときで、あれから10年、65歳になっての監督カムバックです。いつの間にか12球団で最年長監督になっていますが、年齢は関係なし。肉体も精神も衰えていないと自信を持ってますわ。そんな中、このコラムはどうする? ということになり、さすがに現役の監督が週1回、コラムを掲載するのはどうか……となった。もし続けていれば、球界では異例のことになる。しかし、あくまで監督になったわけだから、グラウンドでの戦いに集中するのは当然のこと。そういうわけで今回のコラムが週1回ペースの終わりになりました。

 思い出すのは、どこよりも早い順位予想・・・

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