【緒方耕一】巨人の若い左打者二遊間起用に驚き 本職吉川ならあり得ないチーム事情要因のミス 

<巨人0-2DeNA>◇18日◇長崎ビッグNスタジアム

不調時のチームは、何をやってもうまくいかないときがある。巨人は開幕して16試合目だが、早くも嫌な兆しが漂っている。
今試合はショートに門脇、二塁には中山をスタメン起用。DeNAの先発は左腕の石田だけに、若い左打者を二遊間に置いたオーダーに驚きを覚えた。

この勝負手が、裏目に出た。0-0の4回だった。2死満塁のピンチで打席にソトを迎えた。外国人のプルヒッター。
ここでの内野のポジショニングは引っ張った打球に備え、深めに位置する。
定石通りに守り、打球はセンター右への強めのセカンドゴロになった。定位置であればセンターに抜けていただろうが、
セオリー通りのポジショニングが功を奏して中山の守備範囲に転がった。

しかし、スライディングキャッチ気味に捕球した中山はセカンドに送球。
意表を突かれたように送球を受けた門脇が、慌ててベースを踏みにいったが、間一髪のタイミングでセーフ。
痛い失点につながった。

このプレーは記録上でミスはつかない。しかし手痛い“ミス”でもある。2死満塁で右のプルヒッターを迎えれば、内野手は左寄りにポジションをとる。
ショートは二塁から離れ気味になるため、ゴロを捕ったセカンドは一塁へ送球するのが基本。
満塁のため、一塁手はベースを離れて一塁走者のリードは大きくなる。走力を考えても一塁走者は俊足の関根で、打者走者は足の遅いソト。
この状況でのセカンドゴロは、一塁への送球が常識で、実際、ファーストに投げていれば楽にアウトにできていた。

中山は本来、ショートの選手で、まだセカンドには慣れていないのだろう。
セカンドが本職の吉川ならあり得ないミスだし、ショートが坂本なら二塁には近づかなかったかもしれない。
門脇にしろ、中山がキャッチした時点でファーストへのスローをジェスチャーで指示していれば、防げたかもしれない。
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