中日が獲るべきだった? 首位快走の阪神・中野拓夢に「WBC経験して最も伸びた選手」の声が

 今季の209得点はリーグ最多。得点力の増加は、「二番・二塁」で打線の潤滑油になっている中野拓夢の成長が大きな要因だ。早打ちでストライクゾーンに来た球は積極的に振る打撃スタイルだったが、今年は出塁を意識してきっちりボール球を見極める場面が目立つ。4日のロッテ戦(甲子園)では球界を代表する右腕・佐々木朗希の前に無安打に抑え込まれた6回、チャンスメークした。先頭打者で6球粘って四球を選ぶと、二盗に成功。さらに、暴投の間に三塁へ。大山悠輔の右前適時打で先制の本塁生還し、この得点が決勝点となった。52試合出場で26四球。昨季の18四球を早くも超えた。出塁率.383は昨年の.301を大きく上回る。
代表で感じた四球の重要性

 スポーツ紙デスクは、「侍ジャパンでWBCを経験して最も伸びた選手だと思います。途中出場した1次ラウンドの韓国戦で右翼線に三塁打を放つなど2安打2得点と活躍しました。常時スタメンで出場したわけではなかったが、ベンチから先輩たちのプレーを見て学ぶことが多かったでしょう。二番に入った近藤健介(ソフトバンク)、下位でチャンスを作る源田壮亮(西武)が粘って出塁しているスタイルを見て、中野も四球の重要性を感じたと思います。打撃スタイルを変えるのは難しいことですが、シーズンに入って進化しているのが中野の凄みだと思います」と評価する。