「本塁打を打たせる男」の思い 阪神・野口に“紅白戦でアピールしろよ”

 阪神・井上広大と野口恭佑が競うように大きな放物線を外野芝生席に放り込んだ。

 この組の打撃投手を務めていた中井伸之が、この“本塁打競争”を盛り上げた演出家だ。3カ所で計23本の柵越えを放った井上に6連発を含む17本、野口にも3カ所で計13発のうち11本を献上。

 「ホームランを打ってほしいと思って投げていましたよ。この辺はどうだ…ってね。それはボクだけじゃなく、打撃投手はみんな、打者に気持ち良く振ってほしいと思って投げていますから」

 1995年から30年目のベテラン打撃投手は、きれいな球筋で制球も良く、打者から打ちやすいと評判。

「井上には何度も投げたことがあるので好きなコースも知っていますが、初めての野口には最初はいろいろコースを変えてみて、得意なコース、飛距離の出やすいコースを探しました。
やっぱりインコースの、高さは真ん中から低めの方が好きなんだと思いました。内角高めはあまり振らなかったですね」

 打たれるのではなく、打たせるのが仕事。1、2軍合同紅白戦で「バットでアピールしろよ」というメッセージにも聞こえた。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/3fb41a7beccd31afccc9131381deb5df3d46f127


紅白戦

野口 打率.125(8-1)
井上 打率.000(6-0)