猜疑性(妄想性)パーソナリティ症は、
他者の動機を敵意や有害なものと解釈し、根拠なく不信・疑念を抱く精神疾患です。
周囲を常に警戒し、裏切りや危害を恐れて孤立しがちです。
特徴として、恨みを長く持ち、配偶者の不貞を疑うなどがあり、治療は主に認知行動療法や薬物療法が行われます。

主な特徴と症状

強い不信感と疑い深さ:他者が自分を搾取、害する、または騙そうとしていると思い込む。

悪意の誤解:他人の善意や日常的な行動を、敵意や軽蔑として解釈する。

根に持つ:侮辱、軽蔑、侮辱を許さず、長期にわたって恨みを抱く。

秘密主義と警戒:親しい相手でも秘密を隠し、情報が利用されることを恐れる。

不当な嫉妬:配偶者や恋人の貞節を根拠なく疑う。

好訴的・論争的:自分の権利が侵害されたと強く主張し、頻繁に反論や裁判(好訴妄想)を起こす 。


原因と併存症

原因は明確ではないが、家族内の有病率が高い。

小児期の心理的・身体的虐待やトラウマとの関連が指摘されている。

統合失調症や不安症、他のパーソナリティ障害(ボーダーラインなど)を併存することがある。