便器爺はどうやらヘリに乗せられているようだった。
隣に座る辻ガーがニヤリと笑って下を指差す。
そこには広大な森林が広がり、その中にまるでUFOのような形状をした建築物があった。それがドーム球場であり埼玉西武ライオンズの本拠地であることに気づくのに時間はかからなかった。そして便器爺は自分が本当に好きだった球団に気付き、これから行こうとしているのがそこなのだと悟った………。

その瞬間、窓の外でカラスたちが一斉にギャアギャアと喚き声をあげはじめた。もう息をしていない便器爺の傍らで居眠りをしていた東南アジア系の介護士が異変に気付き叫び始める「ベンキー!ジジイー!オキロコノヤロー!!」