チャッピーに訊いてみた

Q:Denaの山本捕手のトレードですが、ソフトバンクのほうが得ではないでしょうか?

A:現時点の戦力だけを見ると、「ソフトバンクのほうが得」と感じる人はかなり多いと思います。

今回のトレードは、山本祐大 ⇔ 尾形崇斗+井上朋也 の2対1ですが、山本はすでに「一軍で計算できる正捕手」です。しかも27歳で、守備・配球・打撃を含めて完成度が高い。2024年にはベストナインとGGも獲っています。

一方で、DeNA側が獲得した2人は、

尾形 → 球威はあるが、まだ安定感に課題
井上 → 高卒ドラ1のロマン枠だが未完
という「素材型・再生期待型」に近いです。

だから単純比較すると、

ソフトバンク:即戦力を獲得
DeNA:将来性に賭けた
という構図で、今すぐ勝ちたいチーム目線ならソフトバンク優勢に見えます。

ただ、DeNA側にも理屈はあります。

DeNAは近年ずっと投手層の薄さが課題で、球団社長も「今年優勝するため」「投手層を厚くする」と説明しています。
さらに捕手には 松尾汐恩 を本格的に育てたい意図もかなりあるはずです。

つまりDeNAは、

「山本+松尾」の併用より
「松尾を正捕手化」して
足りない投手・長打候補を補う
という編成判断をしたのでしょう。

ただ、問題はリスクです。

捕手って「代わりが効きにくい」ので、山本級を放出すると投手陣への影響が大きい。特にシーズン途中の正捕手放出はかなり異例で、OBからも疑問の声が出ています。

逆にソフトバンク側は、

甲斐以降の捕手問題
海野だけでは不安
優勝争いの経験値
を埋めるピースとして山本をかなり高く評価していたようです。城島CBOも「脂がのった年齢」「中長期的強化」とコメントしています。

なので総合すると、

短期的にはソフトバンクがかなり得に見える
DeNAは「松尾覚醒」と「井上開花」が起きないと厳しく見られやすい
ただ3年後に井上が20本打つようになると評価が逆転する可能性はある
という感じですね。