記者に対して、「ポスティングで最初に(メジャーへ)行ったんが誰か、知ってる?」と逆質問した岡田氏は自ら「イチローやで」とその答えを口にした。

「まだイチローはしっかりチームに貢献してからメジャーに挑戦したわな」

 イチローは日本球界でオリックスを2度のリーグ制覇に導き、7年連続首位打者などの実績を残してから2000年に渡米している。

 今季の阪神はリーグ連覇に向けて突き進み、チームの黄金時代が到来するともいわれるが、ポスティングをめぐる問題はその球団の将来にも大きく関わる。エース格の才木浩人(27)はすでにポスティングによるメジャー移籍を球団に直訴するも認められなかった経緯があり、主軸を張る森下や、ブルペンの核である石井大智(28)もメジャー志望だ。

 佐藤のポスティング容認は、才木や森下らの流出にもつながる。そう水を向けると岡田氏はこう語った。

「自分のことしか考えてないがな。球団の世話になってきたわけやし、自分が行ったらええじゃなく、あとあとのことも考えなアカンと思うで」