佐々木成三15分前
元刑事部捜査第一課・警部補/一般社団法人スクールポリス理事


今回の事案で注目すべきは、「児童相談所からの110番通報」という点です。
これは単なる家庭内トラブルとしてではなく、以前から虐待行為に関する情報共有が行われていた可能性も考えられます。
現在、警察は児童虐待事案をDVやストーカー事案と同様に「人身安全関連事案」として位置付けています。
そのため、虐待の疑いを認知した場合には、関係者を分離した上で個別に事情聴取を行い、被害者の怪我の有無を目視確認するなど、被害者保護を最優先に対応します。
さらに近年は、「家庭内の問題だから」という考えではなく、暴行の事実や被害状況が確認されれば、積極的に検挙措置を講じる運用が徹底されています。