【巨人】ダルベックが才木をひざまずかせた 9回あと一人から逆転2ランに甲子園が騒然
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甲子園の「あと1球」コールを静寂に変えた。巨人のボビー・ダルベック内野手(31)は表情を変えず、中心で才木がひざまずくダイヤモンドを悠然と一周した。「うまく捉えられたと思います」。1点を追う9回2死三塁、カウント2―2から左中間へ逆転の16号2ラン。4番が土俵際でチームを救った。

起死回生弾の裏に、あまりにも冷静な駆け引きがあった。初球で高め147キロ直球を空振り。ボール球に思わず手を出した…のではなく「落ちる球を待っていました。来ると分かってたので、狙っていこうと」。空振り直後、才木に視線を送ってニヤリと笑った。相手バッテリーに狙い球を悟らせないように「エサ」をまき、待ちに待った6球目。高めに入った“獲物”を逃さず強振し、打球速度185キロの完璧なアーチを左中間最深部へたたき込んだ。

阪神戦の15試合で打率3割4分6厘、6本塁打、15打点のキラーぶりをまたも、首位攻防の大一番で発揮した。「自分の仕事はチームに貢献することだけです」。頭はクールでハートは熱く、真夏の巨人を先導する。