週刊文春 鷲田康「野球の言葉学」第803回
《解任騒動》中日・井上一樹監督が続投の舞台ウラ《本部長から「予定稿を作っておいて」と…》
 
セ・リーグ最下位に沈む中日・井上一樹監督(54)の去就を巡り、緊迫した事態が勃発した。

 発端は交流戦の最終カード、日本ハム戦の真っ最中だった。6月12日の同カード初戦に敗れ、12球団最速の40敗、5年連続の交流戦負け越しが決定。その試合後のエスコンフィールド北海道で加藤宏幸球団社長、朝田憲祐球団本部長と井上監督が約30分の会談を行ったのである。報道陣には当然のように、風雲急を告げるムードが漂った。

 しかも翌13日の宿舎では井上監督が球場移動のバスになかなか乗り込んで来ずに、出発が30分も遅れる事態も勃発。これで選手の間にも不穏な空気が流れていたという。そして極め付けは、その日の試合後の朝田本部長の発言だった。