「勝つ時は大勝だが接戦を落とすチームは本当は強くない」という指摘は、野球界における有名なセオリー(野村克也氏の言葉など)と完全に一致しています。プロ野球のデータ分析(セイバーメトリクス)でも裏付けられている、非常に理にかなった見方です。

具体的な理由は以下の3点にまとめられます。

・投手力と守備力の欠如
大勝できるということは強力な打線がある証拠ですが、接戦を落とすということは「終盤の重要な場面で失点するリリーフ陣が弱い」または「守備にミスが多い」ことを意味します。野球は僅差のゲームをどれだけ拾えるかが最終的な順位に直結します。

・「得失点差」の錯覚
大勝で大量の得点を稼ぐと一時的にチームの得失点差(ピタゴラス勝率のベース)は大きく見えます。しかし、接戦での勝率が著しく低い場合、チームの総合的な勝ち星は伸び悩みます。

・試合運び(マネジメント)の拙さ
接戦を落とすのは、監督の采配ミス(バント失敗や継投の遅れ)、または選手たちのプレッシャーに対する弱さが原因であることが多く、総合的なチーム力(総合力)が低い証拠とされます。対照的に、「強いチームは接戦に強く、負ける時は大敗する(余力を残して負けを割り切る)」のが理想的な戦い方とされています。