目指すは「1の1」西武逆転Vのラストピースへ ファーム本塁打争いトップの大砲候補が爪研ぎ待機中
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 西武の仲三優太外野手(23)が、最終盤での1軍復帰を目指してファームで奮闘を続けている。

 2021年に大阪桐蔭高からドラフト7位で入団して6年目の今季は自己最多の11試合に出場し、4月7日のソフトバンク戦でプロ初本塁打をマーク。しかし打率1割2分9厘、1本塁打、3打点と期待に応えられず、7月29日に今季2度目の出場選手登録抹消となった。

 当然、2軍落ちの落胆は大きい。だが、仲三の日々の取り組みには一切の変化はない。理由はただ一つ。「僕には夢があるので」。夢とは「プロ野球の世界で超一流になること」で、すべてはそのために鍛錬を続けている。

 目下のターゲットは「ファーム・リーグ本塁打王」のタイトルだ。3地区を合わせてトップの19本をマーク。「左、中、右と偏りがなくすべての方向に、同じ感覚を持って打てているのがいい」と手応えを口にする。6月以外は毎月約5本ペースと、「打破」をスローガンとする1軍へのアピールは常に続けている。

 その中で、ファームでの日々が重なれば重なるほど感じているのが「感謝」だ。「どんどん若い選手が増えている中で、小関竜也2軍監督が僕に毎試合打席を費やしてくれる。それだけ期待してもらっている分、絶対に結果を残したいんです」

 1軍再昇格の鍵は「どの状況で打つか」だと仲三は考える。ここまで2シーズンで16試合、45打席の1軍での打席を経験した中で感じたのが、チャンスで回ってくればくるほど「『打ちたい。打ちたい』の気持ちを抑えて、いかに冷静に」いられるかが大事だと痛感させられたという。メンタルと勝負強さが喫緊のテーマだ。

 9月に入り、西武のペナントレース戦は早くも残り20試合を切った。それでも仲三は「この先(1軍)『0』で終わるのと1打席でも立てるのに比べたら、めちゃくちゃ大きな差だと思う。CSや優勝争いをしているチームの中で1打席でも立てるために、今の自分のすべてを尽くして頑張ります」と1打数1安打の「1の1」を目指す。「夢」に時期は関係ない。ただただ成長目指して精進あるのみだ。