「貧乏人はカネをもらったら怠け者になる」なんて大ウソだ!|ケニアでベーシック・インカム開始!(前) | クーリエ・ジャポン -
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> 29歳のジャックリン・オコトシュ・オソドは、ケニア南西の端にある小さな村で、息子と娘と一緒に小さな小屋で暮らしている。現在3人目の子供も妊娠中だ。
> 私はオソドに「1日中ずっと食べ物にありつけなかったことはありますか」と聞いてみた。その経験はあるようだ。ならば、最後にそうなったのはいつだったのだろうか。

> 「先週です」とオソドは答えた。

> だが状況は変わった。この村に、貧困層を支援する非営利団体「GiveDirectly(ギブ・ダイレクトリー)」がやってきたのだ。
> 彼らは、「すべての成人の村民に、今後12年間毎月2280ケニアンシリング(約22ドル)のベーシックインカムを提供する」と伝えた。
> 子供の教育費のためにその支援金を貯める。それがオソドの計画だった。オソドは現地の言語であるルオ語で、私にこう語ってくれた。

> 「私の夢は息子に教育を受けさせることです。私は教育を受ける機会はなかったので。息子には私のようになってほしくくありませんし、このような辛い経験もしてほしくありません。息子にはエンジニアか医者になってほしいと思っています」

> 支援金を学費にするというオソドの計画は、発展途上国そして先進国で貧困にあえぐ人々に対して多くの人が考えがちな展開とは正反対である。
> つまり、「支援金は食べ物や蚊帳、学用品といった物に使われるべきだが、無条件で渡してしまうと貧困層は怠慢になって目先のことに使ってしまう」というものだ。

> しかしオソドは、この天から降ってきたような支援金を、長期的に最も家族のためになるように使っている。無駄遣いもしないし、へそくりにすることもない。よく言われる「貧困層は怠慢になる」という話には当てはまらない。