「所得不平等の趨勢を平等化の方向に反転させたのは,第二次世界大戦
勃発にともなう軍需景気と総力戦に国民を動員するための戦時平等主義であった。
そして,その趨勢は,戦後も長きにわたって継続されることとなる。
経済史家のゴルディンとマーゴは,底辺層の所得改善と中間層的平準化により平等化が
大きく進展した1941〜1979年の約40年間を
「大格差圧縮時代(GreatCompression)」と呼ぶ(Goldin & Margo,1991)。」