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「高度に発達したAIは神と区別がつかない」

カーツワイルは、生粋のテクノロジー万能論者だ。AI研究の進化によって、人類は解放と幸福の未来へ向かっていると、信じて疑わない。

万能論者の声はほかにもある。

AI研究の第一人者で知られるワシントン大学のペドロ・ドミンゴスは、AIによる機械学習アルゴリズムの流派をわかりやすく分類。
その組み合わせで、あらゆる問いや目的に最適解を出す「支配的アルゴリズム」をAI自身が生みだせる……つまり事実上のシンギュラリティに到達するはずだと唱えている。しかも、それは2045年よりも早いという。

また彼は、「高度に発達したAIは神と区別がつかない」と説いている。これはSF作家のアーサー・C・クラークの有名な「進歩した技術は魔法と区別がつかない」という言葉へのオマージュだろう。

ドミンゴスはこうも述べている。

「AIが反抗するのではないかと恐れる人々もいるが、その可能性はほとんどない。それよりも私たちがAIの自発的な制御を放棄してしまう可能性の方がよほど高い。AIの開発に際して、常にAIを制御する意識を捨てないことが必要だ」

名だたるAIの最高レベルの識者たちから、好意的な論が挙げられているのは、世界中の最先端の企業や研究者たちが、莫大な予算と時間をかけてAI研究を続けることの後押しとなっている。