汎用人工知能の道筋見えた——ディープマインド「Gato」で勇み足
https://www.technologyreview.jp/s/276810/the-hype-around-deepminds-new-ai-model-misses-whats-actually-cool-about-it/

>フレイタスは「ゲームは終わった!」とツイートし、ガトーから汎用人工知能、つまり人間または超人レベルのAIという漠然とした概念である「AGI(Artificial General Intelligence)」への明確な道筋ができたことを示唆したのだ。

当然のことながらフレイタスの発言は、ディープマインドが人間レベルのAIを実現する「間際にいる」という驚くべきマスコミ報道を引き起こした。誇大広告が現実を上回るのは、今回が初めてではない。

こうした熱狂的な言説は、多くのAI研究者にとって他の重要な研究分野に影を落とすものだ。

ガトーはAIの世界での興味深い一歩であるからこそ、残念なことだ。

深層学習に批判的なAI研究者のゲイリー・マーカス(ニューヨーク大学教授)は、「これは『知性』とは程遠いものです」と言う。
ガトーをめぐる誇大広告は、AIの分野が役に立たない「勝利至上主義的な文化」によって台無しにされたことを示しているとマーカス教授は言う。

ディープマインドを含む一部の技術者は、いつの日か人間も、人間と同等かそれ以上に機能する「より広い」AIシステムを開発するだろうと考えている。これを人工的な「汎用」知能と呼ぶ人もいる。
一方で、「魔法を信じる」ようなものという人もいる。メタ(Meta)の主任AI科学者であるヤン・ルカンを始めとする多くのトップ研究者たちは、そんなことがそもそも可能なのかと疑問を投げかけている。