2016年7月4日、「グローバルビジネスハブ東京」オープニングイベントに、人工知能研究の第一人者である松尾豊氏が登壇。
https://logmi.jp/business/articles/162298

言語=意味理解
松尾豊氏:冒頭でお話ししたように、認識・運動・言語という順番で進んでいきます。もうだいぶ認識ができるようになってますし、運動もだいぶ見えてきている。

最後、言語というのはなにかというと、これは意味理解ですね。言葉の意味を理解するというのは、これも人間は理解できるけどコンピュータは一切できなかったんです。

今まで自然言語処理というのがありましたけれども、基本的には統計的にどういう言葉とどういう言葉がよく一緒に出てくるかを計算して、処理しているように見せかけているだけなので、意味を理解してやってるわけじゃないと。翻訳をしているわけじゃない。

ところが、意味を理解した言語処理というのができる。意味を理解するとはどういうことかというと、僕は基本的には「文と映像を相互変換すること」だと思っています。

文を聞いて映像を頭のなかに再現することができると、逆に映像から文を生成することができるという。この2つができると、意味理解ができるんだと。それがたぶんできるようになるだろうと思っています。