活性酸素種は、体の中に鉄が余分にあると、Fenton反応という化学反応などを介して、大量の強力な活性酸素種が産生されることも知られています。
即ち酸化ストレスを強く受け、老化、発癌、脳の変性疾患、動脈硬化などが進展する可能性が高い訳です。
一般的に、酸化ストレス対策として、野菜などの抗酸化物質をしっかり摂取すること、運動を続けることなどが推奨されています。
抗酸化物質は、余分な活性酸素種をつぶしてくれるし、運動は生体内の抗酸化機構(スーパーオキサイドディスミューテースなど)の増強に繋がります。
 さらに別な方法はないのでしょうか?それが献血であることが確かです。
献血を沢山しているヒトの方が、血管のしなやかさが良好であること、心筋梗塞のリスクを減らすこと、
インスリンの感受性が良好で糖の代謝に良好な効果を示すこと、そして癌死亡を減少させること、などが数多く報告されています。

赤血球の中には、ヘモグロビンという酸素を運搬する蛋白質が詰められています。
そしてこのヘモグロビンが酸素を運搬できる理由は、ヘモグロビンの中に鉄があるからなのです。
献血で赤血球を減少させると、その分、体の中の鉄を減らすことができ、酸化ストレス減少させることに繋がります。
つまり献血は、大切な社会貢献であると同時に、赤血球献血は生体内の鉄を減少させ、酸化ストレスを減少させることになるので、「献血は自分のため」、であるとも言えます。