陸上自衛隊那覇駐屯地(那覇市)の創立50周年記念式典が6日、同駐屯地で行われた。緊迫する南西諸島情勢を踏まえ、沖縄県の防衛を担当する陸自第15旅団のほか、在沖米海兵隊も参加し、観閲行進や模擬訓練が実施された。
 駐屯地は、沖縄の本土復帰後の1972年10月に開設された。15旅団は、防衛・警備活動のほか、医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な離島の急患空輸や、沖縄戦で残された不発弾処理も担ってきた。
 観閲行進には、陸自隊員と米海兵隊員計約1500人が参加。約200両の車両やヘリコプターなどが登場した。武装勢力に占拠された離島の重要施設を、日米が連携して奪還する模擬訓練も披露された。
 式典で井土川一友・第15旅団長は「中国の東シナ海および西太平洋における活動はさらに活発化している」と厳しくなる安全保障環境に言及。その上で、「沖縄、南西地域における抑止力の要として役割を果たし続ける」と力を込めた。