>>665
そしてそれは平和協定の内容だけでなくそれが提唱された前後の経緯もと含んでも理解する必要がある。
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一番最初の提唱ではヒトラーはまだ「国々は話し合えるはずだ」と、希望を持っていた。協定の内容も意欲的で、(自国も含む)ヨーロッパ諸国の全面的武装解除(それも机上の空論ではなくて実際的な段階的な解除の計画を提案したものだった)爆弾・毒ガスなどの現代的な殺戮兵器の撤廃・禁止などだった。
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しかしそれはすべての国に無視されただけでなく、国々はむしろその直後にまるでみせつけるかのごとく突然さらなる兵力・武力増強をした。
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そして、さらに追い打ちをかけるがごとく国際連盟はヒトラーに向かってこう宣言:「戦争に負けたドイツなんかが生意気に平和だの何だの提案してきたバツとして、とうぶんドイツからは他の国に口出しする権限を取り上げる」と。
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ヒトラーの提案の中には「すべての国がお互いを尊重し合い平等な権限を保有する世界」というのもあったので、これはまるでそれを踏みにじったようなもの。
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この時点でヒトラーは国際連盟脱退。教科書ではこれを「せ~っかくウィルソンさんが平和のために作ってくれたスンバラシイ国際機関をふみにじったんだよ。鬼だね。戦争したくってしょうがなかったんだね!」と。
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でも実情はヒトラーは他の国と交渉し続けるためには、こんなルールをつきつけてきた機関の枠の外に出る以外は方法はなかった。げんに、脱退したあともすぐにヨーロッパ諸国に向けて再度、(相手が今度こそ受け入れられるようにと)新たに書きなおした平和協定を提唱している。