詐取されたこともとても不愉快だが、一番傷ついたことは三回の転職だ。
転職さえなければ給与も生活も安定してたんだよ。
それがみ役についた途端、彼等の要求に応えるために、時間的にも都合のつく仕事に変えた。
バブル期は転職もかなり自由に行けた。
が、身体を壊しそうになったよ。
仕事とみ役で寝る時間も無かったのでね。
大体深夜1時ぐらいに自宅に戻り、風呂に入りつつ洗濯して、翌朝の準備して寝ると3時。
早い時は5時に起きて、道場へ出勤前に寄る事もあったので、睡眠時間は二時間。
定時に仕事が終わると…また道場。
残業の日は21時ごろに道場へ行き、雑務をこなし、早い日でも22〜23時ぐらいに帰る。
24時間スーパーへ寄り道して買い出し。
食材の下ごしらえをして、寝るのはやっぱり深夜1〜2時。
通常の日は朝6時に起きて出勤。
4時間ほどの睡眠。
これが数年間続いたよ。
20代の頃の話だね。
時間にも余裕のない生活。
土曜日出勤が無い日は昼近くまで寝だめしてたわ。
あと、日曜日の活動が終わった後とか、飲みに誘われなきゃ20時くらいに帰ってた。
ある程度、隊員との交流も大事なので、飲み会はムリしても出席したよ。
職場の付き合いもあるしね、予定を組んで遣り繰りするのも大変だった。
もし、自分がマヒカリしてなきゃ、余暇はキャリアアップのために使ったり、友達と遊ぶために使ったと思うよ。
実際、冬眠中はジムにも通って、友達とも旅行に行った。
充分に充実した時間を持った。
『あ〜、コレが一般人のOL生活なんだな』って実感もした。
真光が無くても一向に困らないって知ったし。
寧ろ、御奉納に回した分は、本来は自己投資できることも知ったし。
如何に二十年間、無駄に時間とお金を使っていたか、しっかり把握したし。
だから恨みとかじゃないんだよ。
視野が如何に狭くなり、偏っていたか思い知った。
自分自身を大切にしてなかったと実感した。
真光辞めたら、等身大の自分が見えた。
自分を振り返れてよかったと思う。