講談社文芸文庫 使徒教父文書 荒井献[編]
p9
十二使徒の教訓(ディタケー)教会の礼典や教規 AD60年代
クレメンスの手紙 コリントへ第一 AD96年
ペテロの第二の手紙 AD150年ごろ
p10
牧会書簡とポリュカルポスの手紙 職制・思想上、用語法、類似点が多い
ヤコブの手紙とヘルマスの牧者 律法観は殆ど共通
牧会書簡・エペソ・コロサイとディタケー・バルナバの手紙 二つの道(徳目・悪徳表)類似
イグナティオスの手紙はパウロやヨハネに思想が近い

p33
十二使徒の教訓 八 1 あなたがたの断食は
偽善者たちと一緒(=同じ日)であってはならない(マタイ6・16)。
彼らは安息日後二日目(=月曜)と五日目(=木曜)に断食するが、
あなたがたは四日目(=水曜)と(安息日の)準備の日(=金曜)とに断食しなさい。
2 祈るときは偽善者のようにではなく、主がその福音書でお命じになったように、
次のように祈りなさい。
p34
すなわち(以下、マタイ6・9−13)・・・。

正教会の神父様のお話
東ローマ帝国を経てビザンチンから伝わった正教会の断食は
ユダの裏切りの水曜日と
十字架の受難の金曜日とされている。

私的解釈
つまり正教会の断食や祈りなどの儀式は
十二使徒の教訓の儀式に書かれるモノがに当てはまる。
正教会の伝承は使徒殉教前のAD60年代までにさかのぼる事が出来るという。