今回の盗作問題で最も関心を惹かれたのは、盗作の事実そのものではなく
この二作を比べることで芸術とはなにか、ということが自分にとって鮮明に浮き出てきたこと
https://isayama.info/archives/8027
ほぼ同じ構図を使いながら、なぜこれほどまでにはっきりとした差が出てしまうのか

結局芸術を芸術足らしめているものは、換言すると、人の心を揺さぶる作品の本質は
描かんとするテーマ、表現しようとする美、絵に込めた魂、といったものが
線の運び、構図の妙やその均衡、色使いやその濃淡、といった細部にまで
「一貫して」宿っているということに尽きるのだと思う

芸術が最終的に分析を拒絶するのは、部分の総和を超えたこの一貫性なんだろう