如何経

第二章
「比丘達よ、教義に関し、論争は要らない。
意見が分かれ、論争を来す、四つの例がある。
それでは、この四つの例とは、如何なるものか。
第一の例は、文章も異なり、解釈も違っている。第二の例は、文章が等しく、解釈が違っている。第三の例は、文章が異なり、解釈が同じである。第四の例は、文章も等しく、解釈も同じである。」
「比丘達よ、この、いずれの例についても、正しいならば正しい、誤まりならば誤まりと、正しく解しながら、正しく合わせるべきである。」
「比丘達よ、違反に関し、叱責を早まるな。
違反を犯して、叱責を来す、四つの例がある。
それでは、この四つの例とは、如何なるものか。
第一の例は、自らも害があり、周りも害がある。第二の例は、自らに害があり、周りに害はない。第三の例は、自らに害はなく、周りに害がある。第四の例は、自らも害はなく、周りも害はない。」
「比丘達よ、この、いずれの例についても、正しいならば正しい、誤まりならば誤まりと、正しく解しながら、正しく合わせるべきである。」
「他の説を誹謗せず、自らの説を称賛せず、比丘達よ、ただ一心に、涅槃の道を修習せよ。

他と争うような者が、涅槃に至れる道理はない。」
これを聞いた、諸々の比丘は、歓喜し実践した。