(長文お許しください。興味ない方はスルーお願いします。)
わたしは30代後半に、自律神経失調症にかかり、精神病院に二度だけ診察受
けにいったことがある。あることでストレスが続き、夜中寝ているときにお腹
あたりで、上半身と下半身の接続が途切れるような苦痛を感じて目が覚める
ようなことを何日か繰り返していた。

ある日の朝早く、よく眠れず目が覚めたので、気合を入れようと思い、外に出
て少し激しい運動をした。ところが、運動して意識をはっきりさせ、目を覚ま
そうとしても、頭がハッキリしてこなかった。それで焦ってしまい、自分が寝
てるのか起きてるのか分からなくなってしまった。

このまま覚醒できないんじゃないかという恐怖心にとらわれた。一度恐怖を感
じると、その恐怖を感じてる事自体に、恐怖を感じて、恐怖の循環にハマり
恐怖が増大していった。そしてとうとう、下腹あたりにすごい震えを感じて
全身がガクガクと震えだした。しばらくすると震えは収まり、その日は普通に
仕事ができたが、翌日の夜からが大変だった。

夜寝ようとすると、あの寝てるのか起きてるのかわからない状態への恐怖心が
出てきて、眠くてぼーっとなることが恐怖となって、寝ることができなくなっ
てしまった。寝ようとしても、激しい動悸と息切れに襲われて、よく眠れず、
熟睡もできなくなった。一番症状のきつかったときには、夜目が覚めたときに
動悸と息切れで、呼吸が止まるのじゃないかとの恐怖に襲われ、自然な呼吸が
できなくなり、自分で意識して吸ったり吐いたりをしなければならないことも
あった。

この後が大変だった。以前は乗り物、特に飛行機が大好きだったのに、狭い
空間に閉じ込められるようで、乗れなくなった。暗闇が怖くなり、特に薄暗闇
の中で、大音響のするオーケストラの演奏を聞いたり、映画館で映画を見るの
が苦痛になった。外泊が好きだったのに、外泊するとよく眠れなくなった。

これらの症状も時間がすぎると徐々に薄れていき、現在ではほぼ日常生活には
支障をきたすようなこともなくなった。このことを通して、人間の精神の構造
とそのあり方について、よく理解することができた。