『目には目を、歯には歯を』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。

しかし、わたしはあなたがたに言う。
悪人に手向かうな。
もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、ほかの頬をも向けてやりなさい。

あなたを訴えて、下着を取ろうとする者には、上着をも与えなさい。

もし、だれかが、あなたをしいて一マイル行かせようとするなら、その人と共に二マイル行きなさい。

求める者には与え、借りようとする者を断るな。

『隣り人を愛し、敵を憎め』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。

しかし、わたしはあなたがたに言う。
敵を愛し、迫害する者のために祈れ。

こうして、天にいますあなたがたの父の子となるためである。
天の父は、悪い者の上にも良い者の上にも、太陽をのぼらせ、正しい者にも正しくない者にも、雨を降らして下さるからである。

あなたがたが自分を愛する者を愛したからとて、なんの報いがあろうか。
そのようなことは取税人でもするではないか。

兄弟だけにあいさつをしたからとて、なんのすぐれた事をしているだろうか。
そのようなことは異邦人でもしているではないか。

それだから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。