>>526続き
人間の心もこれまた、活火山のような大自然と同じです。中には、活火山の

ように、怒りや感情を爆発させる人もいるでしょう。そういう人を私たちが

休火山のように、心を静めさせてあげることは、たいへん難しいことです。

 そういう時は、「あの人は今、噴火活動を起こしているのだから、

近づかないようにして、避難しなければならない」と程よく生きていくことが

道理なのではないでしょうか。

 噴火活動から程よい温泉に至るまでそういうすべての活動自体、大いなる働き

そのものがまるごと仏心なのです。私たちは程よい温泉のような、私たちにとって

都合の良いものしか見ようとしません。

 例えば、天気というのは、雷になる時もあれば、竜巻になる時もある。嵐になる

時もあれば、こうして少し暑い時もある。お彼岸のようにちょうどよい気持ちの良い

時もあります。

 それら全部をひっくるめて大自然というのです。そういうもの全部ひっくるめての

大いなる働きが仏心なのです。その仏心の中、いや、仏心そのものを私たちはこうして

生きているのです。