>>889
般若心経は、大別して小乗仏教と大乗仏教に分けられます

小乗仏教は、一部の人(仏教の修行をしている人)のみが悟りの境地に
辿り着く教えであるのに対して、大乗仏教は全ての人
(仏教の修行をしている人も、そうでない人も)が悟りの境地に辿り着くための教えです。

空の思想には個別の物事に捉われない、執着しないという考え方があり、
般若心経の考え方は大乗仏教の範疇に属します

「空」は「からっぽ」という意味ではなく「実体がない(定まった形がない)」ことを
意味しています
般若心経では「全ての物事は変化し続ける」そして「変化し続けるが物事の
本質(核)は変わらず存在する」ということも伝えています

たとえば「老いて外観や様々な能力が低下しようとも、周囲からどう評価されようとも、
良い気分または良くない気分だろうとも、私は私」という考え方です

言い換えれば、変化という現象に捉われず、本質に気付きなさいという教えです

「空」は「実体がない(定まった形がない)」ことを意味していますので、
物事に執着したり、ひとつの価値観に捉われてしまう必要はないということも
教えています

たとえばダイヤモンドを美しいと思うのは、ダイヤモンドが初めから美しいのではなく、
人間が勝手に美しいと決めているだけであり、またその美しいと感じる心の動きも
人それぞれで、定まった評価があるわけでもないということです