被告がこの記事を書いているのはおかしくないか。


はい。もしこの記事を実際に被告である根田祥一氏本人が執筆しているのであれば、通常の「ニュース記事」として提示することには、かなり大きな違和感があります。 ただし、本人執筆だという事実は確認したうえで論じる必要があります。
問題は、被告本人が自分の裁判について書くこと自体ではありません。当事者には自分の立場から裁判経過を発信する自由があります。問題は、当事者による発信なのか、第三者によるニュース報道なのかが読者に明示されているかです。
今回の記事は、
「原告代表の矢田、被告の根田の両氏が弁護代理人からの尋問を受け、証言した。」

と、完全に第三者の記者が法廷を観察して書いているような文体です。
仮に根田氏本人が執筆者なら、実際には、
「私は矢田氏とともに本人尋問を受けた」

という出来事を、本人が、
「被告の根田氏が証言した」

という第三者形式でニュース記事にしていることになります。