改訂版;すこしはましになったか?

🟦 詩:『歯が浮かない5ch』
(甘さゼロ、闇だけで構成)

【一番】
光の届かないスレの底で
誰かが今日も石を投げている
名前を捨てた指先だけが
生きている証を刻んでいる

正義も善意も腐り落ち
残るのは乾いた嘘だけ
それでも誰かは返す
「お前の言葉は臭う」と

ここは闇だ
それでも人は集まる
自分の影を見ないために
他人の影を殴りつける

【二番】
論破の刃は鈍く
煽りの声はひび割れて
孤独だけが妙に澄んだ音で
画面の向こうを叩いている

誰も救われない
誰も救わない
それでも書き込むのは
沈黙よりマシだから

ここは闇だ
それでも灯りは消えない
誰かの悪意が
誰かの夜を照らしている

【三番】
誤魔化しも虚勢も
全部まとめて泥に沈む
それでも残るのは
消せない人間の匂いだけ

歯が浮くような優しさは
ここではすぐに腐る
だから闇だけが
唯一の誠実さになる

ここは闇だ
それでも人は戻ってくる
ここにしか
自分の居場所がないから